はじめに
「もう定年だから」「若い人の仕事だろう」——。
そんなイメージを持たれがちな警備の仕事ですが、実は今、60歳以上の方々が活躍する“第二の現場”として注目されています。特別な経験や資格がなくても始められる点、社会に貢献している実感が得られる点など、60代からの新しいスタートにぴったりの理由がたくさんあるのです。
この記事では、60歳を超えて警備員として働き始めた方々のリアルな声を交えながら、仕事の魅力や働き方、実際の業務内容、そして心に残るエピソードなどをご紹介します。
なぜ60代から警備の仕事を選ぶ人が増えているのか?
60代で警備業に入る人が増えている背景には、次のような理由があります。
◆1. 定年後の再就職先として“ちょうどいい!
退職後、「まだまだ働きたいけどフルタイムはきつい」「社会と関わり続けたい」と感じる人は多いもの。警備業はシフト勤務が中心で、週2~3日でもOKな職場が多く、身体的・精神的な負担が比較的少ないのが魅力です。
◆2. 未経験・資格なしでも始められる!
入社時の法定研修(20時間以上)はありますが、専門的な知識や経験は不要。実際、多くの方が「60歳でまったくの未経験からスタート」しています。
◆3. 社会貢献・責任ある仕事でやりがいがある
交通誘導や施設警備は、“誰かの安心を守る仕事”。「誰かの役に立っている」と実感できる点にやりがいを感じるという声が非常に多いです。
実録インタビュー:「60歳で警備デビュー」Aさんの場合
Aさん(元・電機メーカー勤務/62歳/警備歴2年)
「定年後、何か社会と関われる仕事を探していて、たまたまチラシで見たのが警備員の求人でした。“体が動けば誰でもOK”という言葉に勇気づけられました。」
「最初は不安もありましたが、現場には私と同じ同年代の方も多くて安心しました。今は近所の工事現場で交通誘導をしていますが、地域の人やドライバーから『お疲れさまです』と声をかけられると、本当にうれしくなりますね。」
「仕事が終わった後の疲れはありますが、それが“いい運動”になる感じもあります。週2日程度で、無理なく続けられるのがちょうどいいです。」
警備の仕事ってどんなことをするの?
① 交通誘導警備(主に工事現場・道路周辺)

歩行者や車両の安全を確保する業務。旗や誘導灯を使い、通行をスムーズにします。
- 【ポイント】屋外での仕事だが、立ち位置の交代や日陰対応など負担軽減策も多い
② 施設警備(オフィスビル・商業施設など)

巡回やモニター監視、出入り口のチェックなど。体力的に比較的軽い業務です。
- 【ポイント】屋内勤務が多く、天候の影響を受けにくい
③ イベント警備(スポーツ・音楽・地域イベントなど)

観客誘導、混雑緩和、トラブル対応など。短期・単発勤務にも対応しやすいのが特徴。
- 【ポイント】人と接するのが好きな方に向いています
60代から働く警備員に聞いた「やってよかった5つのこと」
●1. 体が自然と健康になった
→ 適度な歩行・立ち仕事が、運動不足の解消にちょうどいいという声多数。
●2. 社会とつながれる
→「今日は○○でお仕事ですか?」と話しかけられることで、孤立感がなくなる。
●3. 収入の安心感がある
→ 年金にプラスの副収入として月8〜12万円前後を得ている方も。
●4. 同世代が多く、気楽な職場
→ 同年代のスタッフが多く、落ち着いた雰囲気の中で働ける。
●5. 家族からも好評
→「まだ働けてすごいね」「体動かしてるのは安心」と家族にも喜ばれる。
逆に、大変なことはある?
もちろん楽なことばかりではありません。60代の方が感じる“リアルな壁”もあります。
- 長時間の立ち仕事に慣れるまでは少しキツい
- 夏・冬の気温差に体調管理が必要
- 車両や歩行者との接触リスクがある(注意力が重要)
しかし、多くの方が「慣れれば問題ない」「現場リーダーのフォローがあるので安心」と答えています。警備会社側も、年齢に配慮した現場配属を心がけており、無理な業務を任せることは基本的にありません。
今から始めたい人へ:警備デビューのステップ

- まずは応募!
→ ハローワーク・求人サイト・警備会社のWebページなどから応募可能。(面接を受ける際は、履歴書&証明写真不要!) - 法定研修(20時間以上)を受ける
→ 給与ありの研修で、基礎知識・法令・実技を学びます。 - 現場デビュー!
→ 先輩スタッフと一緒に現場に入り、少しずつ慣れていきます。
多くの警備会社が、60代・70代の新人を受け入れる体制を整えており、体力や希望に応じて「施設警備メイン」「屋内のみ」などの調整もできます。
おわりに
「もう歳だから」と、挑戦をあきらめる必要はありません。
60代からでも、いや、60代だからこそ輝ける仕事がある——それが警備の仕事です。
人生100年時代、まだまだ社会で役割を持ちたい、自分らしく働きたい。そんな思いに応えてくれる“第二の現場”は、意外にもすぐそばにあるかもしれません。
もし今、あなたが何か始めたいと考えているなら、警備の現場で新たな一歩を踏み出してみませんか?

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